農業水利システムの水利用・水理機能の診断・性能照査・管理技術の開発

課題名 農業水利システムの水利用・水理機能の診断・性能照査・管理技術の開発
課題番号 2011017615
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,水利工学
研究期間 2011-2015
年度 2011
摘要 水利施設の機能診断法、補修・更新時の設計・管理法、性能照査法に関しては、a)コンクリート開水路の沈下による劣化と変状が水理・水利用機能に及ぼす影響を調査するための手順を整理した。また、水路システム全般を対象とし、性能設計の考え方に立った水利用機能診断のための手順を明らかにした。b)水路や調整池等の各農業水利施設間の接続関係をグラフ理論で表現し、剛性理論に基づく非定常水理解析プログラムを開発した。 水利用にかかる機能低下の診断に関しては、a)堰下流河床低下に対する護床工法の比較検討を行い、設計単位幅流量、設計段差毎に有利な工法を明らかにするとともに、これら工法では地盤内にパイプ状の水みちができるパイピングの危険が小さいことを明らかにした。b)特定小電力無線による水位情報、ポンプの制御信号、現地写真等を伝送可能な低コストかつ省力的なデータ送受信システムを開発した。 管理労力の脆弱化に対応した維持管理法に関しては、a)農地、特に水田の面的整備が「農地・水・環境保全向上対対策(現:農地・水保全管理支払交付金)」の活動件数を促進することを明らかにした。b)個人の新たなネットワーク形成が集落を越えた資源保全活動の広がりに影響していることを明らかにし、このような広がりを農村協働力として捉える方法を提示した。 水域特性に応じた最適な水質評価モデル及び地域固有の生物生息に必要な水路の機能水準等に関しては、a)農業生産のために造成・管理されてきた農業水利施設において、生物相保全機能を水域ネットワークと良好な生息場の双方が確保され、地域固有の生物が持続的に生息できることと定義し、その役割を整理した。b)利根川流域について開発した「田んぼの生きもの調査」データを用いた魚類の生息可能性評価手法が、北上川流域や木曽川流域等でも適用できることを明らかにした。 このほか、農村生態系の遺伝的多様性をはかるDNAマーカーの単離工程を構築し、既存の工程を簡略化し、近年、開発された市販試薬を代用して効率的に行えることを明らかにした。
カテゴリ 管理技術 水田 DNAマーカー 低コスト 水管理

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