課題名 |
天北地域におけるとうもろこし安定栽培区分の策定と簡易・安定栽培技術の開発 |
研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部上川農業試験場
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研究分担 |
天北支場 地域技術グループ
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研究期間 |
新H22~24 |
年度 |
2010 |
摘要 |
(1)試験目的: 天北地域の冷害リスクを明らかにした安定栽培マップを作成する。また、当地域で簡易で安定的な飼料用とうもろこしの栽培法を開発する。 (2)試験方法: (a)栽培限界地域の気象解析:場内試験:極早生3品種、現地試験:栽培限界地域3、栽培適地3調査項目:単純積算気温、生育調査および収量 (b)狭畦栽培の適用性評価 試験場所:場内および現地(2地点)試験処理:畦間2処理(狭畦50cm、慣行72cm)、処理:側条施肥、全層施肥調査項目:単純積算気温、生育調査および収量 (c)施肥法評価 処理: 側条施肥、全層施肥調査項目:単純積算気温、生育調査および収量 (d)播種床造成法の簡略化 試験場所: 現地(浜頓別町)試験処理:(1)プラウ→ロータリ、(2)プラウ→ディスク、(3)ロータリのみ、(4)完全不耕起播種機:不耕起播種機(全区共通)、調査項目:出芽個体数、砕土率、生育量 (3)試験結果:(a)場内試験では単純積算気温と雌穂乾物率の間に強い相関関係があった。現地試験ではいずれの地点でも栽培期間の単純積算気温は2000℃を超えており、子実熟度もおおむね収穫適期である黄熟期に達していた。(b))場内試験では、側条施肥は全層施肥に比べ、乾物収量は多収であった。また、現地2カ所において、側条施肥による狭畦栽培は慣行の栽培仁比べ、多収であることを確認した。 (c)場内試験では、側条施肥は全層施肥に比べ、乾物収量は多収であった。また、現地2カ所において、側条施肥による狭畦栽培は慣行の栽培に比べ、多収であることを確認した。(d)6月上旬に播種したが、発芽が不良のため8月下旬に再播した。砕土率は通常造成(プラウ→ロータリ)も簡略化(プラウ→ディスク)も普通畑の土壌診断基準を上回っていた。出芽個体数は両区とも95%以上であった。
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カテゴリ |
安定栽培技術
狭畦栽培
飼料用作物
施肥
凍害
とうもろこし
土壌診断
播種
品種
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