2.森林の生物多様性保全と健全性維持のための研究開発 (2)森林・樹木の健全性を維持する研究と技術開発 ハイリスク港指定解除に向けたマイマイガ密度管理手法の開発

課題名 2.森林の生物多様性保全と健全性維持のための研究開発 (2)森林・樹木の健全性を維持する研究と技術開発 ハイリスク港指定解除に向けたマイマイガ密度管理手法の開発
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場(森林研究本部を含む)
研究分担 道東支場
研究期間 継H20~22
年度 2010
摘要 目的:マイマイガは卵塊が船舶に付着し外国に侵入する恐れがあり、函館、八戸、広島などの港はアメリカ合衆国とカナダ両政府から、2007年にハイリスク港として指定され、輸出に障害をきたしている。マイマイガの密度はフェロモントラップで調査し、指定解除のためには、捕殺されるマイマイガ成虫数の低下が必要条件になっている。しかし、トラップに誘引される成虫の密度は、どこの地域の密度を反映しているかが明確ではなく、したがって防除対象地域を確定出来ない問題がある。また、ハイリスク港の周辺には住宅地等が多く、広範囲にわたる薬剤の使用は困難であるため、薬剤を使わない防除方法を開発する必要がある。  現在実用されているヨーロッパ亜種用フェロモントラップの誘殺力を北海道亜種と本州亜種について明らかにし、標識再捕獲法によりトラップの有効範囲を推定し、防除対象地域を確定する。マイマイガの低密度時に、天敵微生物がどこにどのような形で存在しているか、病気の流行のきっかけは何かを解明するとともに、天敵微生物を適期に有効な方法で導入することで、マイマイガの大発生を未然に防ぐ。さらに、物理的防除法やマイマイガ幼虫の食害を受けにくい緑化樹に関する研究を行う。これらの総合化によりハイリスク港指定解除を目指す。 計画:(1)マイマイガ防除対象地域の特定、(2)物理的防除技術の改善
カテゴリ フェロモン 防除 薬剤 輸出

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