| 課題名 |
3.身近なみどり環境充実のための研究開発 (2)北国の環境に適した緑化技術や維持管理技術の研究と開発 改質木材を利用した育苗培土の開発 |
| 研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構森林研究本部林業試験場(森林研究本部を含む)
|
| 研究分担 |
緑化グループ
|
| 研究期間 |
完H20~22 |
| 年度 |
2010 |
| 摘要 |
目的:道路工事,ダム開発,土地造成に伴う木質系廃棄物である抜根・枝条などの年間排出量は約27万トンあるが,そのほとんどは低質なために利用されておらず,資源化技術の開発が緊急に求められている。一方,農作や園芸作で利用する育苗培土には,保水性,保肥性,通気性,軽量性に優れるピートモス(水ごけ)や広葉樹バークなどの有機質資材の配合が不可欠であるが,これらは有機質資材の資源枯渇や環境保全の見地からの採取規制にともなう供給不安が懸念されている。新たな有機質資材の開発は急務であり,農業資材関連企業や団体などから供給安定性の高い有機質資材を強く求められている。本課題では木質系廃棄物から植物栽培に適した培土の開発をおこない,併せて木質系培土の実用的な生産技術の開発をおこなう。 計画:(1)試験材料に栄養繁殖で生産する苗木(10本/改質木材培土)を用い,10種類以上の改質木材培土の検討をおこなう。(2)育苗過程に改質木材育苗培土を用いて,根系の発達様式・形態・成長量などをコンピュータ画像解析により定量化する。
|
| カテゴリ |
土づくり
肥料
育苗
管理技術
繁殖性改善
|