課題名 |
大規模水田輪作(普通作物)における環境負荷低減のための主要病害虫制御技術の開発 |
研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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研究分担 |
作物保護部
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研究期間 |
継H21~25 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的: 環境保全型稲作栽培の作付が拡大している中で,防除圧の低下により多発傾向にある病害や,斑点米カメムシ類などの対策の強化が必要な病害虫も顕在化している。また,大規模水田輪作では従来の畑作とは異なる病害虫の発生も見られるなど,栽培法や品種等の変遷に伴う病害虫の発生様相の変化に応じた対策が必要となっている。同時に,化学合成農薬への依存を避け,環境保全に対する配慮も強く求められており,これらに対応するための新たな病害虫制御技術の開発が急務となっている。成果:イネ紋枯病は白未熟粒の発生を助長し品質低下の原因となることを明らかにした。 イネ害虫では,イタリアンライグラスに代わる転作牧草として期待されるフェストロリウムは,イタリアンライグラスと同様にアカスジカスミカメの増殖源となることを確認した。また,アカスジカスミカメの薬剤感受性検定では,羽化4~11日後の雌成虫が供試虫として適することを明らかにした。さらに,新規箱施用殺虫剤デジタルメガフレアは,アカスジカスミカメによる斑点米に対し抑制効果は不十分であることを確認した。カメムシ類に対する薬剤散布が天敵クモ類の密度に与える影響は,薬剤の種類によって異なることを明らかにした。 ダイズ害虫では,マメシンクイガ,ウコンノメイガのフェロモントラップは成虫発生のモニタリングに有用であり,発生予察への利用の可能性を示した。アブラムシ性フェロモンは土着天敵のクサカゲロウに対し誘引性が認められた。 ムギ類赤かび病抵抗性の弱い「ゆきちから」に対し,地上防除と無人ヘリで赤かび病に対する防除効果に差はないことを明らかにした。防除方法については,ブームスプレーヤを用いた防除では同濃度のままで現状で指導している薬液散布量からの削減が可能であり,吊り下げノズルを用いた場合でもブームスプレーヤを用いた場合と防除効果に差がないことを確認した。
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カテゴリ |
病害虫
アカスジカスミカメ
イタリアンライグラス
害虫
カメムシ
環境負荷低減
水田
性フェロモン
抵抗性
土着天敵
農薬
斑点米
斑点米カメムシ
品種
フェロモン
防除
マメシンクイガ
モニタリング
薬剤
輪作
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