課題名 |
水田内雑草の繁茂量の簡易把握による被害発生予測,除草剤散布時期の判断 基準の策定 |
研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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研究分担 |
水田利用部
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研究期間 |
新H22~26 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:水田内におけるイヌホタルイの発生は,アカスジカスミカメによる斑点米被害を助長する。このような水田では,通常より早い出穂始から穂揃期の薬剤防除が有効とされるが,その判断基準は構築されていない。また,斑点米被害の回避を目的にイヌホタルイの除草を行う場合,残草程度に応じた判断基準は示されていない。そこで,これらの判断基準を策定するため,イヌホタルイの発生程度が異なる県内各地の水田を調査し,イヌホタルイ発生量とアカスジカスミカメによる斑点米リスクの関係について検討する。 成果:水田内におけるイヌホタルイ穂数増加により斑点米被害リスクが高まることが示された。イヌホタルイが水田内の特に繁茂している場所を選定して穂数を計測することで被害リスク評価が可能であった。6月下旬時点のイヌホタルイ発生頻度から斑点米リスクを評価することも可能であり,斑点米被害を考慮した除草剤による追加防除の必要性を判断する手法構築の可能性が示された。
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カテゴリ |
病害虫
アカスジカスミカメ
雑草
除草
除草剤
水田
斑点米
防除
薬剤
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