| 課題名 |
気象変動を克服する高度耐冷・高温耐性・良質安定多収品種の開発 |
| 研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
|
| 研究分担 |
作物育種部
|
| 研究期間 |
継H21~25 |
| 年度 |
2010 |
| 摘要 |
目的:基本食糧の安定供給のために,環境変化への耐性やいもち病抵抗性に優れた水稲多収品種の開発が急務であり,平成5年,15年の冷害や平成11年,12年の高温障害の発生等気象変動が大きい中,これらを克服し高品質極良食味米を安定生産できる品種を早急に開発する。 成果:1)耐冷性:超耐冷性系統5系統は,「東北PL1,2」などの耐冷性極強(11)の系統より不稔歩合が少なく, 極強(11)以上の耐冷性を有すると考えられた。また,生産力検定結果から「ひとめぼれ」と比較して稈長が長く,収量,品質,食味が劣った。実用系統と高度耐冷性系統との交配後代9系統は,耐冷性極強(8)以上の高度な耐冷性を維持しつつ,稈長や収量,品質,食味が実用的なレベルまで改善したことが確認できた。超耐冷性系統5系統は,実用形質は劣るが,耐冷性が非常に優れるため,中間母本として保存し,今後の交配に活用する。実用系統と高度耐冷性系統との交配後代9系統のうち,高度な耐冷性を維持しつつ劣悪形質を実用的なレベルまで改善した2系統(東北207号,東北PL4)を選抜した。F4集団は,集団毎に5~65個体の有望個体を選抜した。 2)高温耐性:高温耐性検定は高温の影響により、5~30%程度の高温不稔が発生したが,供試系統間で、乳白粒及び背白粒の発生程度に明瞭な差が認められた。「東北192号」の高温耐性は明確に「強」と判定された。また、高温耐性「強」と判定された「東1290」、「東1338」、「東1354」及び「東1356」は、生産力検定及び特性検定結果もふまえ有望と判断し,「東1338」を「東北206号」として奨励品種決定調査に配付した。 3)いもち病抵抗性:高度ほ場抵抗性選抜では,生予・生検供試系統について、いもち病高度抵抗性に加え、生産力検定及び特性検定の結果から総合的に有望と判断した系統を選抜した。
|
| カテゴリ |
いもち病
高温対策
高温耐性
抵抗性
凍害
品種
良食味
|