Googleマップによる気象予測データを用いた双方向型水稲気象被害軽減システム の開発(平20~22,受託・東北農

課題名 Googleマップによる気象予測データを用いた双方向型水稲気象被害軽減システム の開発(平20~22,受託・東北農
研究機関名 宮城県古川農業試験場
研究分担 作物保護部・水田利用部
研究期間 完H20~22
年度 2010
摘要 目的:東北地方における夏季の天候は年々変動が大きく,冷害や高温障害,いもち病や紋枯病の発生など,水稲の安定生産の障害となっている。また,現在までの気象データを用いて,東北地方の葉齢進展予測や幼穂・玄米発育予測,イネいもち病発生予測が実施され,2007年からは気象予測データを用いて水稲生育予測,深水管理警報などの情報が発信されている。これらのことを踏まえ,まだ開発されていない高温障害や紋枯病等各種モデルの開発と既存モデルの精度向上,及びそれら情報をインターネット上でリアルタイムに提供する。本県では,気象予測データを用いた予測型BLASTAMの検証といもち病発生地帯区分を作成する。また,高温障害等による品質低下を引き起こす生育ステージと気象の関係を解析し,高温障害予測モデル作成のデータを提供する。 成果:いもち病発生地帯区分の作成と予測型BLASTAMの検証では,葉いもちの感染好適条件の出現により宮城県を面的な9グループに区分した。県北部や県南部の内陸部では葉いもちの発生に好適な気象条件であり,沿岸部では不適な気象条件であった。この傾向は過去の発生量とほぼ一致したが,一部微気象や防除体系が影響していると考えられる地域もあった。イネの高温障害等発生地帯における気象条件と品質の関係では,登熟期の乾物重の増加量と白未熟粒の発生には関係が見られ,増加量が多いと白未熟粒の発生が少なくなる結果となり,晩期栽培で乾物重の増加が多く見られた。白未熟粒の多くは乳白粒であり,最低気温と乳白粒等には正の相関関係が見られ,最低気温が高いほど白未熟粒の発生が多かった。
カテゴリ いもち病 高温対策 水稲 生育予測 凍害 防除 水管理

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる