課題名 |
農作物有害動植物発生予察事業 |
研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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研究分担 |
作物保護部
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研究期間 |
継S26~ |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:場内に定点調査ほ場を設置し,病害虫の定期的な調査を実施し,農産物の安定生産を阻害する病 虫害を未然に防ぐための国による予測と対策に情報を提供する。また,県で発表する発生予察情報 作成のための基礎資料とする。 成果:イネの主要病害虫(いもち病,紋枯病,イネミズゾウムシ,イネドロオイムシ,斑点米カメムシ類等)とムギ(赤かび病)及びダイズの主要病害虫(紫斑病,マメシンクイガ,アブラムシ類等)について,4~11月に10~30回のほ場調査を行い,病害虫の発生予察情報(10回の発生予報)の基礎資料とした。アカスジカスミカメ合成性フェロモン剤の発生予察への利用については,7月中旬~下旬のピークが明瞭に捉えられなかったものの,フェロモントラップとすくい取り調査による発生消長とおおよそ一致し,特に越冬世代の発生時期や水田への侵入時期のモニタリングに有効であると思われた。また,誘引源として従来使用してきたゴム型ルアーと,誘引期間の長期化を目的に改良されたチューブ型ルアーを比較したところ,どちらも成虫発生時期の把握に有効であることが示唆された。
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カテゴリ |
アカスジカスミカメ
いもち病
害虫
水田
性フェロモン
大豆
斑点米カメムシ
フェロモン
マメシンクイガ
モニタリング
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