課題名 |
酒造適性を有する多収穫米品種の開発とブランド純米酒への利用 |
研究機関名 |
秋田県農林水産技術センター総合食品研究所
|
研究分担 |
酒類
|
研究期間 |
新H22~26 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:秋田県の清酒は普通酒が主体であるが、消費量の落ち込みが大きく利益率も低い。一方、純米酒などの特定名称酒は消費が順調であり利益率も高い。秋田県の酒造業界では早急に普通酒から純米酒への転換が必要となっている。本研究では酒造適性の優れた多収米系統(20%増収)を選抜、高品質純米酒製造法の開発により普通酒に代わるコストパフォーマンスの高い秋田ブランド純米酒の商品化を目指す。従来、多収穫米では形態やタンパク質含量のため品質の高い清酒はできないと考えられているが、これまでの研究成果を発展させ(1)精米特性と千粒重・心白型比率の関係、(2)米の可溶性タンパク質に注目した選抜と純米酒製造法を検討する。 計画: (1)平成22年度産原料米の酒造特性解析平成22年度産原料米の酒造特性データベース構築として、対照試料、参考試料、選抜候補試料中の可溶性タンパク質の測定を行う。(2)評価技術開発(1)形態(2)組成(3)精米特性(4)可溶性タンパク質の測定から、精米特性を考慮した形態および組成の評価法、可溶性タンパク質簡易測定法の確立し、酒造適性との関係を解析する。(3)農試多収穫米系統の分析農業試験場が育種中の多収穫米系統について少量試料による選抜方法を検討する。(4)秋田ブランド純米酒製造法秋田ブランド純米酒の設計のため、小仕込み試験による検討を行う。
|
カテゴリ |
育種
簡易測定
コスト
多収米
データベース
評価法
品種
|