課題名 |
水稲害虫フタオビコヤガの効率的防除体系の確立 |
研究機関名 |
山形県農業総合研究センター
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研究分担 |
食の安全環境部
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研究期間 |
継21~23 |
年度 |
2010 |
摘要 |
水稲害虫フタオビコヤガの防除要否の判定技術を開発する。さらに、本種の増加要因解明と薬剤の防除効果試験を行い、効率的な防除体系を確立する。 7月上中旬のコバネイナゴ防除、8月上旬の斑点米カメムシ類防除における防除体系および薬剤の変化が近年のフタオビコヤガ発生量増加に関与していると推察された。 フタオビコヤガは、その被害株率が100%未満の場合、防除する必要はなく、被害株率が100%の場合は幼虫の大きさと被害度を調査し、中齢幼虫が主体で6月上旬は食害度が75、7月上旬および8月上旬は食害度が25を超える場合は減収する可能性があることが明らかになった。 フタオビコヤガに適用がある茎葉散布殺虫剤6剤について、ほ場試験により防除効果を調査したところ、若中齢幼虫に対しDEP乳剤、MEP乳剤、シラフルオフェンEWの効果が高く、老齢幼虫に対してDEP乳剤とシラフルオフェンEWの効果が認められた。
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カテゴリ |
害虫
水稲
斑点米カメムシ
防除
薬剤
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