課題名 |
フェロモントラップを基幹としたアカヒゲホソミドリカスミカメ高度発生予察技術の開発 |
研究機関名 |
山形県農業総合研究センター
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研究分担 |
食の安全環境部
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研究期間 |
継21~23 |
年度 |
2010 |
摘要 |
アカヒゲホソミドリカスミカメをはじめとした斑点米カメムシ類は水稲の最重要害虫であり、毎年2回程度の薬剤防除が画一的に実施されている。より適正な防除と減農薬を推進するため、農薬散布の要否を判断できるアカヒゲホソミドリカスミカメの発生予察技術を開発する。 本県主要品種「はえぬき」を作付けした複数の水田から得た水稲出穂後のトラップ誘殺数、割れ籾率、斑点米率のデータを、斑点米被害予測モデルにより解析したところ、出穂期後5日間のトラップ誘殺数から斑点米被害発生確率を予測できる可能性が示唆された。 2つの調査区域においてそれぞれ24ほ場にトラップを設置し、アカヒゲホソミドリカスミカメのトラップ誘殺数を調査したところ、本種成虫は10ha程度の調査区域の範囲では集中分布をしていると考えられた。イネ科雑草が出穂の有無や被度は、畦畔のすくい取り虫数に影響を及ぼしていること、出穂期が他と比べて早いほ場では侵入が早い時期からみられる傾向が確認された。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
雑草
水田
水稲
農薬
斑点米
斑点米カメムシ
品種
フェロモン
防除
薬剤
予察技術
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