課題名 | 新品種育成効率化のための支援技術の開発 |
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研究機関名 |
福島県農業総合センター |
研究分担 |
作物園芸部 |
研究期間 | 継H18~H22 |
年度 | 2010 |
摘要 | 目的:バイオテクノロジー技術を利用した、優良品種の育成を効率化させる支援技術を開発する。 成果:(1)イネ低温出芽性マーカーの開発(1)低温出芽検定の方法として育苗箱に播種することによって多くの品種系統を扱うことができた。(2)「ちゅらひか り」×「Arroz da Terra」組換自殖系統群(RILs)系統は、ほ場検定、直播検定施設検定ともに出芽率、草丈で連続分布を示した。(3)低温出芽性マーカー選抜の実施が期待できるQTLをArroz da terra の第6染色体と第7染色体で検出した。また、準同質遺伝子系統の育成に用いるBC3F1種子を得た。 (2)リンドウの越冬芽形成機構の解明と利用(1)越冬芽に特異的に発現しているタンパク質の存在を確認したが、アミノ酸配列相同性検索の結果、そのタンパク質は未知のものであった。(2)培養越冬芽は培養わき芽と比較してABA量が増加しており、越冬芽形成とABA含量の増加との関係が示唆された。(3)ウニコナゾール処理はアンシミドール処理と同程度に培養越冬芽を誘導することができた。ABA処理は培養越冬芽を誘導できなかった。 |
カテゴリ | 育苗 新品種育成 播種 品種 りんどう |