主要農作物生育解析調査

課題名 主要農作物生育解析調査
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 作物園芸部・会津地域研究所・浜地域研究所
研究期間 継H18~H22
年度 2010
摘要 目的:毎年、同一耕種条件により水稲や畑作物などの主要農作物を栽培し、定期的な調査を行い生育状況の基礎資料を得る。 成果: (1)水稲の作柄解析試験高温により出穂期は平年より1週間程度早く、成熟期は12~15日早くなった。 収量は登熟歩合が高かったため平年よりやや多くなった。玄米品質は、コシヒカリで乳白等の発生が多く等級格下げ要因となった。県内の作柄判定ほの玄米を調査し、コシヒカリで整粒歩合が低く、会津と浜通りの一部地域で心白・乳白粒や背白・腹白粒の混入により品質が低下した。直播は移植と比較して出穂後の気温がやや低く、乳白等の未熟粒の発生が少なかった。 (2) 大豆作柄解析試験本部は標播では稔実莢数が減少し、障害粒が増えたため、大幅な減収となった。また、成熟期が晩播よりも遅くなった。晩播では、タチナガハが減収したが、ふくいぶきは稔実莢数が増えたため増収した。 会津では、標播、晩播とも生育量は平年を下回ったが、稔実莢数が多かった標播で多収、稔実莢数が少なかった晩播が低収であった。浜では、生育量が平年を上回り、稔実莢数が増加し、標播、晩播とも平年並~多収であった。品質は虫害粒や裂皮粒が多かった。 (3) 麦類作柄解析試験本部ではアブクマワセが凍霜害の発生のため穂数と千粒重が低下し、著しく減収した。きぬあずまは千粒重が平年を下回りやや減収した。シュンライとゆきちからは穂数と千粒重が平年を上回り増収した。 会津では、根雪期間が長かったことから越冬後の生育が遅れた。また、穂数は平年並であったものの一穂籾数や千粒重が低下し、上麦重は平年比77%と減収した。浜では、4~5月が低温で経過したため生育が遅れた。また、収量はきぬあずまが平年並、シュンライが多収であった。 (4) コンニャク作柄解析試験梅雨時期の多雨により初期生育が遅れ、その後の高温・少雨および成熟期の遅れにより球茎肥大がやや促進されたものの、最終的な収量は両品種・年生とも平年を大きく下回った。 (5) 葉たばこ作柄解析試験作期は前年並みであったが、生育初期の天候不順と梅雨明け以降の干ばつの影響により小柄な生育となり、大幅な減収となった。また、ウイルス病の発生が少なくなったが、疫病・舞病と生育不良株が増加した。本葉以外のkg当たり価格が上がり、品質は前年より高くなった。
カテゴリ こんにゃく 水稲 大豆 たばこ 品種

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