課題名 |
需給調整のための飼料イネの安定多収栽培技術の確立 |
研究機関名 |
茨城県農業総合センター農業研究所
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研究分担 |
作物,水田利用,経営技術
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研究期間 |
完H20~22 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:飼料用イネ新品種の特性把握,多収栽培法,堆肥を活用した栽培技術を構築・実証する。 成果:(1)極早生の「べこごのみ」,極晩生の「たちすがた」,「リーフスター」を選択することで,主食用品種の収穫作業と競合しない作付け体系が可能である。(2)表層腐植質多湿黒ボク土では堆肥の極端な多投入は避け,堆肥200kg/a程度の連用と,基肥25%程度の減肥を組み合わせることにより,土壌の養分バランスを崩さず,慣行並の収量が得られた。(3)取手市現地(泥炭土)試験においても,堆肥100kg/a連用による化成肥料削減効果が認められた。(4)牛糞籾殻堆肥をa当たり200kgまたは400kgを2年連年施用して,飼料イネを栽培した後に「コシヒカリ」を栽培する場合,堆肥の肥効率を考慮して基肥量及び穂肥量を削減することで,倒伏も無く,慣行の化成肥料栽培と同等以上の収量・品質が得られる。
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カテゴリ |
肥料
栽培技術
飼料用作物
新品種
多収栽培技術
品種
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