課題名 | ナラ類集団枯損の防除技術と予防技術の開発 |
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研究機関名 |
富山県農林水産総合技術センター |
研究分担 |
森林研究所 森林環境課 |
研究期間 | 継H19~22 |
年度 | 2010 |
摘要 | 目的:カシノナガキクイムシの生態や死亡原因を明らかにし、薬剤を使用した予防技術や、薬剤を使用せず環境への付加が小さい防除技術を開発する。 成果:林分の枯損被害とカシノナガキクイムシ成虫の穿入・脱出と被害木丸太の冬期の埋雪によるカシノナガキクイムシの繁殖抑制効果の調査を行った。 カシ類がコナラやミズナラに比べて枯れにくかったことは、既往の報告と一致した。2010年の被害による新たな枯死は認められなかったことから、一部の調査地では被害が終息しつつあることが示唆された。生存被害木ではカシナガの繁殖が抑制されていると考えられた。 埋雪によってカシナガ幼虫の生存率が低下する現象が観察された。幼虫の死亡は長期間に及ぶ積雪下の低温に曝されたことに起因すると考えられた。 |
カテゴリ | 繁殖性改善 防除 薬剤 予防技術 |