中山間地域の森林内の林床を利用した山菜類の栽培技術の開発

課題名 中山間地域の森林内の林床を利用した山菜類の栽培技術の開発
研究機関名 富山県農林水産総合技術センター
研究分担 森林研究所 森林資源課
研究期間 継H17~
年度 2010
摘要 目的:中山間地域における広葉樹林やスギ人工林の林床を利用した、省力的かつ安定的な山菜栽培技術の開発する。 成果:オオナルコユリの増殖方法の確立に関して採種適期の検討と夏秋期採取種子の予冷効果と実生の生育促進温度の検討および1年生実生苗の休眠に関する試験を行った。また、コシアブラの整枝、剪定方法とワラビの胞子による増殖に関する試験を行った。 オオナルコユリは採種時期が10月16日~11月17日の場合、播種2年後の苗発生率が高く、苗の生育が旺盛になり、予冷による発芽率への影響は判然としなかったが、低温による種子の腐敗を防ぐ効果がみられた。1年生実生苗の休眠打破に要する5℃遭遇期間は最低120日間と考えられた。コシアブラは頂芽収穫区では処理時の樹高が152cm以上の場合、頂芽切除区では123cm以上の場合、2年間の生育で樹高が180cmを超えた。ワラビは照明時間が12時間/日は24時間/日より奇形葉の発生が4~5%に半減し、照度が1500lxでは大きく、葉傷み(葉縁の褐変)のない苗が得られることも明らかになった。
カテゴリ 栽培技術 中山間地域 播種 ゆり わらび

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