| 課題名 |
2 きれいな米づくりのための栽培技術確立研究 1)移植後田干しが収穫時の土壌水分、収量および品質に及ぼす影響 |
| 研究機関名 |
石川県農業総合研究センター
|
| 研究分担 |
作物栽培G
|
| 研究期間 |
完H20~22 |
| 年度 |
2010 |
| 摘要 |
目的:水稲の疎植栽培は苗箱数を削減できることや育苗管理や運搬の省力化で、大規模経営体を中心に広がりを見せている。一方で疎植による稲体の生育パターンは慣行の栽培方法とは異なることから、稲体の生育量や登熟条件によって減収や品質の低下も指摘される。そこで、疎植水稲の生育に応じた栽培管理法を確立することを目的に、適正な栽植密度と収量や品質を維持するための理想的な生育パターンを検討した。 成果:1)田干し深水区では初期から茎数が少なく推移し、穂数は少なくなり減収した。70株移植(21.5株/m2)では、穂数は増加するが減収を回避することはできなかった。 2)田干し深水区では生育期間を通じて葉色が淡く、最高分げつ期および幼穂形成期の窒素吸収量も低い。株あたりの乾物重も少なく、田干しが窒素吸収を抑制していることが示唆される。 3)一方、田干し深水区では深水栽培により、1茎当たりの乾物重が高くなった。分げつの充実と補償作用により一穂籾数は多く、登熟歩合や千粒重は向上するものの、m2当たり籾数は少なくなり減収を回避することはできなかった。 4)田干し深水区ではm2当たり籾数が少ないことから、粒厚もあり、白未熟粒や乳白粒の発生は減少するものの胴割粒の発生が特異的に増加した。田干しによる根域および窒素吸収阻害の影響が考えられる。 5)田干し深水区において収穫7日前まで通水を実施してもコンバイン収穫に支障はない地耐力が得られた。しかしながら、移植後の強い田干しは分げつの発生や窒素吸収を阻害し、減収の要因になること、胴割粒が多発する懸念があることから実施してはならない。
|
| カテゴリ |
育苗
栽培技術
省力化
水稲
大規模経営
|