課題名 |
1 IPM(総合的病害虫管理)による水稲減農薬防除技術の開発 2)発生予察に基づく防除要否判断技術の開発 (3) クモヘリカメムシの発生消長と防除適期の検討 |
研究機関名 |
石川県農業総合研究センター
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研究分担 |
生物資源G
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研究期間 |
完H20~22 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:近年、斑点米カメムシ類の1種であるクモヘリカメムシが山間地を中心に増加傾向にある。本種の石川県における発生消長は不明で防除適期も明らかになっていない。そこで、合成性フェロモンを用いて本種の発生消長を把握するとともに、防除適期を明らかにする 成果:すくい取り法による捕獲数は少なく金沢市で最大でも7月6半旬の1頭で、穴水町では確認されなかった。フェロモントラップでも金沢市で、9月1半旬のピーク時に7頭の誘殺で、少発生であった。フェロモントラップによる発生消長は、金沢では7月6半旬と9月1半旬にピークがある2峰型となり、穴水では9月2半旬が誘殺盛期であった。殺虫剤の時期別処理では、出穂7日後の処理がもっとも斑点米の発生が少ない傾向であったが、少発生条件下で有意な差はなく、防除適期は判然としなかった。エチプロール、クロチアニジン及びジノテフランのいずれも、無処理とほぼ同等の斑点米の発生で、薬剤の効果は判然としなかった。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
カメムシ
水稲
性フェロモン
農薬
斑点米
斑点米カメムシ
フェロモン
防除
薬剤
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