| 課題名 |
3 農業用水を核とした水循環健全化調査研究 1)多収品種を用いた多収穫栽培技術の実証 (2)水田における多様な水管理対策と養水分収支の解明 |
| 研究機関名 |
石川県農業総合研究センター
|
| 研究分担 |
生物資源G
|
| 研究期間 |
完H20~22 |
| 年度 |
2010 |
| 摘要 |
目的:手取川流域では、農村の都市化や工業化及び水稲作付面積の減少による地下水位の低下が懸念されており、30年間で5m低下している観測例も見られる。一方、水田有効活用のため作付けが推進されている飼料用米等の導入は地下浸透水量を増やし、地下水の涵養源になると考えられる。そこで、飼料用米適性品種である「北陸193号」の作付けによる地下浸透水量の増大効果を明らかにする。 成果:作付期間における浸透水量は、「北陸193号」の不耕起V溝直播栽培(以下、V溝)が645mmと最も多く、「コシヒカリ」の移植の1.7倍である。中でも6~7月の浸透水量が多く、これはV溝では中干しを行わないことによる。非作付期間における浸透水量は、冬期湛水により956~1,090mmとなり、冬期湛水しない場合の1.7~1.9倍となる。冬期湛水のV溝の湛水期間(2月)と冬期湛水の移植の湛水期間(12~3月)の浸透水量は、冬期湛水しない場合より多い。非作付期間と作付期間を合わせた年間浸透水量は、冬期代かき後に冬期湛水した「北陸193号」のV溝が最も多く1,601mmであり、冬期湛水をしない「コシヒカリ」の移植の1.7倍となる。また、冬期湛水を行う「北陸193号」の移植では、「コシヒカリ」の移植の1.6倍となる。以上の結果から、中干しを行わない不耕起V溝直播栽培による飼料用米の作付けにおいて、冬期代かき後に冬期湛水を行うことにより地下浸透水量は最も大きくなる。
|
| カテゴリ |
栽培技術
直播栽培
飼料用米
水田
水稲
品種
水管理
|