課題名 |
越前スイセンのウイルス検定とウイルスフリー球根の生産技術の確立 |
研究機関名 |
福井県園芸試験場
|
研究分担 |
花き
|
研究期間 |
継H20~24 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:越前スイセンのウイルス病検定法確立、感染実態、ウイルスフリー球根供給技術を確立する。 ・福井県内におけるウイルス感染実態調査 スイセンモザイクウイルス、スイセン潜在ウイルスのRT-PCR法によるウイルス検定法では設計したプライマーによる検定の精度は、スイセンモザイクウイルスが97.4%、スイセン潜在ウイルスが94.4%であった。平成21年からの結果と合わせ、NLV、NMV、NYSVの検定法を確立できた。 ・福井県内におけるウイルス感染実態調査 南越前町のスイセン露地圃場4地点において、ウイルス症状の個体は確認されなかった。また、スイセンモザイクウイルスとスイセン黄色条斑ウイルスへの感染は0%、スイセン潜在ウイルスへの感染は100%であった。 ・ウイルスフリー個体の作出 茎頂培養個体のうち、新たに16個体のウイルスフリーを確認した。ウイルスフリーの確認が完了した培養個体のうち、23個体を20℃の恒温室内にて順化を開始した。 ・ウイルスフリー球根の大量増殖技術 シュート形成培地はBAP5.0~50.0?M・NAA5?Mでシュート形成率73%と最も高くなった。発根培地はNAA2~4?Mが発根率75%となり、最も高かった。 1g~2gの球根を肥大させるための施肥時期は、12月に行ったとき、分球数が多くなった。ポリポットは直径10.5cmを利用した時、最も球根が肥大した。
|
カテゴリ |
すいせん
施肥
|