課題名 | シクラメン萎凋症状の原因究明と防除対策技術の確立 (1) Pthium irregulare とは異なる分離菌の 病原性と同定(2)発病時期と農家別病原菌種(3)伝染(感染)経路の解明(4)接種時期と発病との関係(5)有効薬剤のスクリーニング |
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研究機関名 |
山梨県総合農業技術センター |
研究分担 |
作物病害虫科 |
研究期間 | 継H22~24 |
年度 | 2010 |
摘要 | 分離菌はPythium irregulareとは異なる種の萎凋症状の病原菌であることが判明し、Pythium undulatum H.E.Petersenと同定した。 シクラメン萎凋症状の発病は開花期以降の出荷期に限られると考えられた。また、主要病原菌種はPythium irregulareと考えられた。 萎凋症状発生ほ場では、ベンチ下土壌にもPythium irregulareが存在した。また、シクラメンとニューギニアインパチェンスに根腐れをおこすPythium irregulareは同一菌の可能性があった。 萎凋症状の発症は開花期以降におこると考えられた。また、根への感染は生育初期からおこっている可能性もあった。 Pythium irregulare、Pythium undulatumの双方とも菌糸伸長が認められず感受性が認められた薬剤は、キャプタン水和剤1600倍、マンゼブ水和剤1000倍、シモキサニル・ファモキサドン水和剤2000倍、マンゼブ・メタラキシル水和剤1000倍であった。 |
カテゴリ | インパチェンス シクラメン 出荷調整 防除 薬剤 |