課題名 |
施設果樹の新環境制御システムの開発 1各種環境制御機器の効果的利用方法の開発と実証 |
研究機関名 |
山梨県果樹試験場
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研究分担 |
生食ブドウ栽培科
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研究期間 |
継(H22)~(24) 継(H22)~(23) |
年度 |
2010 |
摘要 |
(1)施設園芸用ヒートポンプの実証試験 ブドウハウスにおいてヒートポンプの実証試験を実施した。ヒートポンプは送風能力が小さく、循環扇や加温機の送風により、ハウス内の空気循環を行わないと温度ムラがによる生育差問題となった。23年5月収穫予定のハウスでランニングコストなどを試算するための運転を実施中。 (2)発育速度モデルによるブドウの生育予測 1999~2009年の日最高気温から「デラウエア」「巨峰」の発育速度モデルを作成した。モデルによる展葉日、満開日、収穫始めの推定精度は「デラウエア」で高かった。このモデルにより、本年の生育を推定したところ、両品種とも展葉日、満開日のはモデルの推定値とほぼ一致したが、収穫日は推定日よりも5~7日遅れる結果となった。(3)ブドウの収穫適期の把握と専用カラーチャートの開発 (総合理工学研究機構23年度新規テーマ:予備研究) 主要11品種について経時的に果房の画像蓄積を行った。これらのデータを基に、工業技術センターと協力し、カラーチャートを試作した。また、シャインマスカットでは、果皮色の黄色味の強さと糖度に相関が認められるなど、品種ごとに着色と品質の特性を明らかにした。
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カテゴリ |
カラー
環境制御
コスト
施設園芸
生育予測
ヒートポンプ
品種
ぶどう
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