| 課題名 |
冷水病対策技術開発研究 |
| 研究機関名 |
滋賀県水産試験場
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| 研究分担 |
環境病理担当
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| 研究期間 |
継H20~ |
| 年度 |
2010 |
| 摘要 |
天然水域や養殖場においてアユに多大な被害を与えている冷水病の被害軽減を図るため、冷水病に対する抗病性を付与する技術および冷水病ワクチンの開発・実用化試験を行った。加温飼育による冷水病の抗病性付与技術等の実用化が可能な成果については、県内の養殖業者に対して適時技術指導を行った。冷水病ワクチンについては、実用化に向けた養殖現場での治験試験を開始した。また、KHV病は平成16年度にコイが10万尾以上死亡した琵琶湖でのその後のKHVの動態解明について調査した。 (1)冷水病対策技術の開発実際、河川放流用種苗として用いられているアユは冷水病に対する抗病性を獲得しているのかを4つの業者のアユを用いて調べたところ、すべてで非常に高い抗病性を獲得していた。これは 養殖場で冷水病の発病と治療を繰り返す課程で冷水病に強くなっている実態を示している。 (2)冷水病菌拡散防止技術開発冷水病を加温処理で治療したアユを健康アユと超高密度条件で同居飼育させたが、同居したアユは冷水病に感染せず、保菌検査でも陰性であった。このことから、昨年度とは異なり、本試験では加温によって冷水病菌は除菌されたと考えられた。 (3)免疫賦活剤等開発試験冷水病菌がプロテアーゼを多量に分泌する培養条件(菌株、培地、添加剤など)を明らかにした。プロテアーゼは冷水病ワクチンの有効成分の一つであるとされており、この知見は浸漬ワクチンの有効性向上に役立つと考えられた。 (4)急性スレ症(通称:コツキ)対策本症はヤナ種苗を収容すると発生するが、光条件を変えて防除の可能性を検討したところ、飼育環境の光条件が明るい程死亡率が高くなり、遮光して昼間の照度を50ルクス以下に保てばほぼ完全に抑制できることが分かった。 (5)アユ冷水病ワクチンの実用化研究工場で試作された浸漬ワクチンを用いて、養殖業者の池において治験を実施した。年度当初の治験では有効性が確認できなかったため、再度実施する。 (6)琵琶湖におけるKHV監視調査(平成20年度~22年度)平成20年~22年にかけてKHV病の発病状況、感染状況を調査した結果、毎年、極小規模ながら発病を繰り返していることが確認された。また、体長40cm以上のコイの多くがKHVを経 験して感染耐過していることが分かった。KHVは琵琶湖に定着したと考えられるが、ほとんどの大型コイはKHVに強くなっているため、今後も大量死は起こらないと思われる。
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| カテゴリ |
光条件
防除
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