高品質でおいしい「京都府産米」の安定生産支援技術の開発ー米粒中タンパク質顆粒分布の分析ー

課題名 高品質でおいしい「京都府産米」の安定生産支援技術の開発ー米粒中タンパク質顆粒分布の分析ー
研究機関名 京都府農林水産技術センター生物資源研究センター
研究分担 基礎研究
研究期間 新H22~24
年度 2010
摘要 目的:課題全体の目標は、丹後地域での経験に基づき、高温化が問題となる中・南丹地域でも米の食味をレベルアップさせるための支援技術を開発することである。本小課題では、丹後地域、中・南丹地域で栽培された米粒中のタンパク質の分布を調査し、栽培管理条件との関連を明らかにすることで、京都府域に適した良食味・高品質栽培のための総合技術としての栽培法を組み立てることを目的とする。 成果:丹後地域、中・南丹地域の栽培試験で得られた平成21年産の試験米(コシヒカリ)よりタンパク質を調製し、SDS-PAGE法により分析し、貯蔵タンパク質(プロラミン,グルテリン)の量および組成を明らかにした。また、貯蔵タンパク質に対する抗体を蛍光色素で標識し、免疫組織化学的手法でプロラミン(PB-I)およびグルテリン(PB-II)の米粒内における分布を視覚化し、画像解析を行った。その結果、乳白発生粒において、13 kDaプロラミンのバンドが減少していた。また、蛍光免疫組織観察を行ったところ、プロラミンが蓄積するタンパク質顆粒(PB-I)は乳白発生粒の外周部で小型化していることが明らかになった。
カテゴリ 栽培技術 良食味

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