課題名 |
新規有望品目の作期拡大及び高品質生産技術の確立 |
研究機関名 |
京都府農林水産技術センター農林センター
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研究分担 |
園芸部
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研究期間 |
新H22~24 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:早採り金時ニンジン葉の周年安定生産技術の確立を行う。また、その他有望品目として、アブラナ科の品目、堀川ボゴウの商品形態、桂ウリの栽培技術を検討する。 成果:(1)金時ニンジン葉栽培技術の確立ー(1)出芽揃いまでの多かん水とべたがけ資材被覆によりpF値1.8以下で管理することにより、出芽率が高くなり、その後の葉の生育が旺盛であった。(2)夏期高温期の作型(6月播種)では、硫酸カリウム20kg/10a追肥により、収穫物根部のリコペン含量が多くなった。(3)5月播種でトンネル被覆により抽台株率が低下し、商品化率が10%程度向上し現地実用性があることがわかった。 (2)その他新規有望品目の選定と栽培技術の検討:<アブラナ科>‘うぐいす菜’と‘青味ダイコン(タカヤマ)’は、葉菜として重要な草丈や地上部重が環境要因(栽培時期、株間)に比較的左右されにくい利点がある。また、‘松ヶ崎浮菜’は、草丈と地上部重が環境の影響を受けやすいが、多収と思われた。 <桂ウリ>5月中旬定植の露地・マルチ栽培においては、7月16日から8月6日の期間の収穫物が果実品質に優れており、収量、収穫個数においては、放任区に比べ5節摘心・7節整枝での栽培が適していると考えられた。 <堀川ゴボウ>小型化を目的とした5月播種の無移植栽培では、植え付け角度15°で根部の生育が旺盛で、細根の発生が少ないことが示唆された。 品種比較では、‘渡辺早生’が商品性が最も高く、適していると考えられる。
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カテゴリ |
あぶらな
高品質生産技術
ごぼう
栽培技術
だいこん
にんじん
播種
品種
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