課題名 |
万願寺トウガラシの品質向上と生産ピーク分散 |
研究機関名 |
京都府農林水産技術センター農林センター
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研究分担 |
園芸部
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研究期間 |
完H20~22 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:養液土耕、切り戻し体系の改良、被覆資材の利活用等により、万願寺トウガラシの秀品増収、生産ピーク分散、作期拡大技術を確立する。 成果:〔養液土耕栽培技術〕養液土耕栽培により、慣行の施用窒素より20%削減した10a当たり33kg程度でも総収量、可販果収量が10%以上増加し秀果収量も同等であった。〔切り戻しによる生産ピーク分散〕8月上旬にV字仕立ての片側の側枝を切り戻す方法「増収型」と主枝更新を畝や主枝によって時期を変えて行う方法「平準型」を検討した結果、増収型は秀品増収効果があり、平準型は生産ピークの分散に有効であった。〔多層被覆栽培による作期拡大〕2月下旬定植の多層被覆栽培(品種‘京都万願寺2号’)における、台木3品種を比較した結果、‘CBP3’と‘台パワー’は、慣行台木品種の‘ベルマサリ’と比べ、育苗時の生育は若干劣るものの、定植後の生育に差はなく、秀果収量、可販果収量及び総収量は多いことからいずれの品種も有望であった。
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カテゴリ |
育苗
栽培技術
台木
とうがらし
品種
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