課題名 |
畜産堆肥等を利用した蛋白質含量の高い飼料米の低コスト安定生産技術の開発 |
研究機関名 |
京都府農林水産技術センター農林センター
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研究分担 |
環境部
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研究期間 |
継H22~24 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:府内で流通している鶏ふん堆肥の生産方式の違いによる肥効発現時期を明らかにし、鶏ふん堆肥を利用し多収で蛋白質含有率の高い飼料米を収穫するための追肥を含めた施肥体系を構築する。 成果:副資材を添加して製造した鶏ふん堆肥は、湛水培養試験の調査結果から、鶏ふん堆肥としては初期の窒素無機化が遅い部類に属することが明らかになった。また、同堆肥は製造ロットが異なると窒素無機化特性に差が認められたが、その初期窒素無機化率は尿酸態窒素やリン酸緩衝液抽出液の紫外部吸光度(△290nm-260nm)との相関が高く、簡易に肥効を類別できるものと考えられた。 栽培試験では、鶏ふん連用初年時のほ場において食用米「どんとこい」を用いて栽培したところ、府内の2種類の鶏ふん堆肥を600~1,300kg/10aを基肥施用し、硫安を7kgN/10a追肥施用することで、初期生育が緩慢であるが後まさりの生育となり、ほぼ目標の収量(食用米比25%増)・籾蛋白質含量(8%以上)を達成できた。
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カテゴリ |
施肥
低コスト
鶏
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