課題名 |
県中南部地域における水稲の高温化対策技術の確立 |
研究機関名 |
兵庫県農林水産技術総合センター
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研究分担 |
農産園芸部
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研究期間 |
継H20~24 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:近年の温暖化の影響で品質低下が問題化している酒米「山田錦」の品質向上や「キヌヒカリ」に代わる高品質水稲品種「きぬむすめ」の実用化を図る。 成果:「きぬむすめ」の生育特性を把握し、生育予測システムをWeb上に作成した。県の奨励品種に採用した。栽植密度15.2~21.2株/m2の範囲では、10a当たり窒素成分で基肥量4kg、穂肥量2kgとすることで、多収、品質・食味は良好で、玄米タンパク質含量は7%以下である。 山田錦産地は、粘土質で水持ちの良い湿田、半湿田が多い。出穂後11~20日の平均気温と精玄米歩合の関係が強く、24.6℃以下で特等以上の出荷等級が得られる。山田錦の直播栽培での出穂期・成熟期を推定出来るモデルを作成した。掛け流しは、圃場内の気温を下げたが、本年は品質向上効果は認められなかった。 デジタル土壌図の構築と2種類の産地環境情報システムを設計した。
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カテゴリ |
直播栽培
酒造好適米
出荷調整
水稲
生育予測
品種
良食味
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