課題名 |
イチジク5倍密植栽培の長期安定生産技術の開発 |
研究機関名 |
兵庫県農林水産技術総合センター
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研究分担 |
農産園芸部
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研究期間 |
継H18~22 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:畝幅2m、株間80cmの5倍密植栽培により2年で成園並みの収量(慣行は4年)が得られた成果を継続検討し、長期安定生産技術を開発する。「桝井ドーフィン」以外の5倍密植に適した品種、系統の選抜などを行う。 成果:(1)5倍密植栽培は、栽植後10年経過しても収量、品質を維持できることを明らかにした。また、樹勢の制御方法として白色シートの効果を確認した。(2)育成品種のうち、「H-MC3」、「MC-2」を選抜した。また、密植に適する直売所向けの既存品種として「バナーネ」、「ブラウンターキー」を選定した。(3)早期収量を上げるためにはほ場への直接挿し木法が有効であった。また、苗木養成の際の主枝高は高いほど凍害軽減に有効であった。(4)品質向上に有効な白色シートと潅水の組み合わせ試験を行った結果、潅水量は3日に1回9mm程度が必要であった。拍動潅水装置による自動潅水によって、干ばつ時の安定生産とともに、潅水の省力化が可能となった。
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カテゴリ |
いちじく
挿し木
省力化
凍害
品種
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