課題名 |
[完了課題]、バクテリオファージによる家畜病原性細菌制御法の開発 |
研究機関名 |
島根県農林水産部食料安全推進課家畜病性鑑定室
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研究分担 |
なし
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研究期間 |
完H20~22 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:家畜の薬剤耐性菌感染症は、死亡・廃用などにより生産性の低下を招き、大きな損失に繋がっており、畜産物の生産性向上および安全性の確保の障害となっている。今回の研究では、薬剤耐性菌殺菌能を持つバクテリオファージを応用した家畜病原菌汚染制御法を開発し、畜産物の生産性および安全性の向上に資する。、成績:家禽由来薬剤耐性大腸菌(以下E菌)保菌鶏に、ファージ4株混合液を単回経口投与した結果、投与1から6日後まで糞便中E菌数は抑制され、6日間のE菌数制御効果が認められた。投与7日目以降にE菌数は増加に転じ、対照群と同等にまで増加したが、ファージ投与に伴う下痢などの副作用は認められなかった。、、具体的成果:、畜産現場で問題となる抗薬剤耐性菌活性を示すファージが容易に分離可能である事を明らかにし、さらに効果的な保存および増殖手法を確立した。、また、ファージカクテルの単回経口投与で複数日にわたるE菌数制御効果が得られることを明らかにし、畜産現場での応用の可能性を実証した。、
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カテゴリ |
耐性菌
鶏
薬剤
薬剤耐性
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