課題名 | イタボガキ及び藻類2種の種苗生産技術開発と藻類分布調査 |
---|---|
研究機関名 |
岡山県農林水産総合センター森林研究所 |
研究分担 |
開発利用室 |
研究期間 | 新H22~24 |
年度 | 2010 |
摘要 | 目的:地区の要望等に着目し,付加価値の高い養殖品種を模索し,養殖・種苗生産を行って養殖技術を提案する。 成果:(1)イタボガキ種苗約16万個を生産した。また,稚貝の輸送条件を検討するため,殻長約2mmの付着稚貝を,4,10,15,25℃に32時間置いて生残率を計測した。高温ほど生残率が高く,冷蔵輸送には注意を要すること分かった。(2)新養殖海藻種として有望なムカデノリ及びタマハハキモクの採苗と育成を行った。ムカデノリは4月から6月までの間に室内採苗し,12月に盤状体の直径が約2.6mm,藻体の高さが約2.1mmまで成長した。タマハハキモクは8月に約2mmに成長したが,その後枯死した。(3)県内の海藻類の分布実態を平成23年2月に調査した。備前市鹿久居島地先で57,笠岡市白石島地先では56種の海藻を確認した。鹿久居島地先では紅藻類の種数が多く,白石島地先で褐藻類の種数が多かった。両地点でワカメ,ヒジキ,カバノリ,オゴノリ,マクサ等の有用藻類が確認された。 |
カテゴリ | 品種 輸送 |