レモンの樹上越冬果実を利用した低コスト夏季出荷技術の開発

課題名 レモンの樹上越冬果実を利用した低コスト夏季出荷技術の開発
研究機関名 広島県立総合技術研究所農業技術センター
研究分担 果樹
研究期間 完H22
年度 2010
摘要 着花を抑制する剪定法および摘果剤散布による夏秋花の着生効果は認められなかった。'ビラフランカ'で,7~8月に開花・結実して樹上越冬し,翌年6月下旬に収穫した果実は,利用可能だが落果率が高く果皮障害が目立った。'リスボン'では,8月の全摘果後に結実した果実のうち,12月16日の横径が7mm以上の果実は,70%は肥大したが,着色はほとんどしなかった。夏秋花の開花時期は,強水分ストレス付与後に,湿潤状態で管理した場合に早まる傾向が見られた。  樹上越冬栽培区の結実数が少なかったため,病害虫の発生状況は判然としなかった。しかし,樹上越冬栽培区(全摘果処理)では新梢が増加するため,ミカンハモグリガ等の被害が多発するため,台風等によりかいよう病の被害が多発する可能性があるため,防除対策が必要であると考えられた。  8月以降に収穫可能な夏秋花由来の果実は,前年の8月以降に開花したものがよいと考えられた。なお,果実形質には問題ないが,果実の外観が不良となった。樹上越冬に適した品種は,果実横径が大きくなりすぎない'ベルニア'または'シシリー'が有望と考えられた。
カテゴリ 害虫 出荷調整 低コスト 品種 防除 レモン

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