高糖分飼料イネを核とした中山間地域耕畜連携システムの確立

課題名 高糖分飼料イネを核とした中山間地域耕畜連携システムの確立
研究機関名 広島県立総合技術研究所農業技術センター
研究分担 生産環境
研究期間 止H22
年度 2010
摘要  イネ発酵粗飼料用品種「たちすずか」について,低コストで安定的に多収できる栽培技術を確立するため,窒素・燐酸・加里の施用量・施用時期が地上部乾物生産に及ぼす影響について検討した。その結果,すべての時期の窒素施用で地上部乾物重増加に対し有意な効果が認められたが,基肥の燐酸・加里は効果が認められなかった。茎葉部の多収のためには,穂首分化期(出穂期前33~38日)の窒素施用が極めて重要であることが示唆された。  穂が小さいため種子の生産効率が低いイネ発酵粗飼料用品種「たちすずか」の安定的種子生産技術を確立するため,窒素・燐酸・加里の施用量・施用時期が子実生産に及ぼす影響を検討した。その結果,種子多収のためには,幼穂形成始期および減数分裂期の窒素施用が効果的であり,幼穂形成始期が最も重要であると考えられた。また,一穂籾数が確保される生育相に誘導できる栽培条件が種子多収に有効であることが示唆された。
カテゴリ 栽培技術 栽培条件 飼料用作物 中山間地域 低コスト 品種

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる