課題名 |
球磨川北部台地における葉根菜類等安定栽培のための作付体系の確立 |
研究機関名 |
熊本県農業研究センター
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研究分担 |
球磨農業
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研究期間 |
完H19~H22 |
年度 |
2010 |
摘要 |
目的:球磨川北部台地地区に暫定水源を活用した露地葉根菜類の機械化一貫栽培体系が導入され、新たな地域営農モデルとして期待されている。一方、近年の温暖化の進展は露地作物の生育を一層不安定なものにしており、こうした課題に対応した露地野菜安定栽培のための作付体系技術を確立する。 成果:夏播きニンジンにおいて、播種後、降雨が少ない場合に出芽率を高めるためには、コート種子の播種深度を1cmとし、播種前から出芽始までかん水を継続して行う。夏播きニンジン播種前に約2カ月間作付すると、作付前と比べたネグサレセンチュウ類の密度が、スーダングラス「ねまへらそう」では半分以下、マリーゴールド「アフリカントール」では1割程度に減少する。また、緑肥の作付が無い場合と比べ、両品種ともニンジンへの被害の発生が減少し、特に「アフリカントール」で減少効果が大きい。冷凍加工用春播きホウレンソウの条間を20cmとすることで慣行の条間30cmより作業性を大きく低下させることなく、収量を4割程度増加させ、雑草発生量をほぼ半減できる。
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カテゴリ |
病害虫
加工
機械化
栽培体系
雑草
にんじん
播種
品種
ほうれんそう
マリーゴールド
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