低濃度エタノールを用いた新規土壌消毒技術の開発

課題名 低濃度エタノールを用いた新規土壌消毒技術の開発
課題番号 2011017990
研究期間 2008-2011
年度 2011
摘要 (1)還元状態で土壌溶液中に遊離・生成する金属イオンを網羅的に分析し、土壌消毒効果との解析により化学種を特定した。(2)土壌還元消毒の病原菌に対する抑制効果には、金属イオンの寄与が大きいことを新たに解明した。(3)夏期の低濃度エタノール処理により、秋冬ダイコンのネグサレセンチュウ被害と次作のカボチャのホモプシス根腐病の発病まで抑制できることを明らかにした。また、低濃度エタノール処理が鉢物の床土消毒及びホウレンソウの雑草防除等にも有効であることを確認した。(4)中山間農業研究所と共同でこれまでに確立した技術を組み合わせて最終的な実用性について評価を行った。(5)確立した技術を用い、効果の持続性を検討し、最終的な実用性ついて評価を行った。(6)各栽培方法とも薬剤との効果を比較し、処理方法を評価、決定した。また、各年次に処理前後の土壌化学性の変化と栽培への影響を調査した。(7)実施マニュアルおよび技術資料の暫定版を作成した。この間、「低濃度エタノール」の農業資材の位置づけについて、行政等との相談を行った。(8)これまで得られた処理条件によって圃場試験、現地試験を行い、本消毒技術がフスマによる還元消毒をやや上回る効果が得られることを明らかにして終了した。
カテゴリ 病害虫 かぼちゃ 雑草 だいこん 中山間地域 土壌消毒 根腐病 ほうれんそう 薬剤

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