果樹の樹体ジョイント仕立てを核とした省力、低コスト栽培システムの開発

課題名 果樹の樹体ジョイント仕立てを核とした省力、低コスト栽培システムの開発
課題番号 2011017995
研究期間 2009-2013
年度 2011
摘要 (1)育成した1年苗を構築したリンゴのジョイント用棚に植栽した主枝高80cmは初結実が見込まれるので、収量、果実品質を調査する。180cmの区では樹体ジョイントを行い生育をみる。主枝高230cm区では、引き続き主幹形仕立てで管理し、早期着果を目指す。(2)側枝に対して詰め剪定(側枝が1本状になるように剪定し、側枝先端は2芽で切り返す)と流し剪定(側枝から発生した枝の剪除は最小限にして、側枝の広がりは制限しない)を前年に引き続き処理し、それぞれで6月摘心が花芽着生や果実品質に及ぼす影響をみつつ、1樹当たり収量が40kg以上確保できる側枝数、側枝長、着果密度を検証する。また、台木を3種類用いて樹体ジョイントした改良ソーレン樹形の収量比較を行う。(3)樹体ジョイント技術では、1年枝(休眠枝)の接ぎ木において接ぎ木部に1芽残す方法と接ぎ木部より先に3芽程度残す方法を検討し、接ぎ木成功率を調査する。早期成園化技術では、ジョイント好適苗を定植と同時にジョイントし、その後の樹体生育・収量および果実品質を調査する。(4)平棚における定植時の切り返しや植え付け方法の違いと樹体生育の関係、ジョイント整枝が収量や果実品質に及ぼす影響について検討する。低樹高棚仕立てにおいて、側枝密度や新梢伸長促進のための切り返し程度について検討する。(5)早期成園化技術の開発では、5年生ジョイント仕立て樹の収量、果実品質を慣行仕立て樹(同樹齢樹、17年生成木)と比較し、早期多収性を明らかにする。栽培管理の省力化・安全性確保による労働時間削減では、収穫作業を中心に現地の慣行仕立て樹(樹高4~5m)と作業時間、作業姿勢、脚立の使用回数等から比較し、労働時間の削減量を明らかにする。
カテゴリ 栽培技術 樹体ジョイント 樹体ジョイント技術 省力化 早期成園化 台木 多収性 接ぎ木 低コスト栽培 低樹高 りんご

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