課題名 | カキ‘西条’の生理障害を防止する系統選抜と栽培技術の開発 |
---|---|
課題番号 | 2011018064 |
研究期間 | 2009-2011 |
年度 | 2011 |
摘要 | (1)果実の前期の生理落果、樹上軟化落果、果実品質と日持ち性、個包装による長期貯蔵試験を行った。(2)発芽不良発生樹と健全樹における各成分の比較により、枝内の糖並びにデンプン含量と発芽不良との関係が示唆された。糖並びにデンプン含量が発芽不良の指標の一つと考えられたことから、その簡易分析方法を開発し、採取適期を決定するために枝内の糖並びにデンプン含量の季節変化を明らかにした。試験期間をとおして有望系統の発芽不良発生状況を調査し優良系統を選抜した。(3)山柿と禅寺丸台木のポット樹に3段階の乾燥ストレスを与えたところ、禅寺丸台木の方がやや強い乾燥ストレス耐性を持つようであり、果実のエチレン生成は禅寺丸台木の方が遅く、最大値も低かった。(4)時期別かん水量の継続検討と有望かん水指標の検討を行い、時期別かん水量を確定するとともに、かん水指標として土壌体積含水率及び降雨判別センサーが必要であるとことを明らかにした。 |
カテゴリ | かき 乾燥 栽培技術 生理障害 台木 長期保存・貯蔵 発芽不良 |