課題名 |
β-クリプトキサンチンに着目した柑橘加工副産物利用による次世代型機能性食品の創出 |
課題番号 |
2011018114 |
研究期間 |
2010-2012 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)1バッチ100kgの処理量を可能とする実験室レベルでの湿式抽出工程の確立のため、出発原料から酵素処理物回収の効率化の検討、溶媒抽出効率の向上のための最適な溶媒処理方法の検討、遠心分離法とろ過法による抽出液の効率的な回収法の検討を行い、セミプラント規模での抽出工程を開発する。(2)平成23年度中にβ-クリプトキサンチン遊離型及びエステル型の吸収性の違いを明らかにする。また組織中のカロテノイド代謝物について明らかにする。(3)脂肪化、炎症、線維化という脂肪肝炎のステージ特異的な作用メカニズムをより明確にするため、平成23年度は、脂肪化、炎症、線維化がより促進した脂肪肝炎自然発症マウスを用いてβ-クリプトキサンチンの有用性を検討し、ステージ特異的な作用メカニズムを明らかにすることを目標とする。(4)平成23年度は、脂肪化、炎症、線維化がより促進した脂肪肝炎自然発症モデルを用い、β-クリプトキサンチンによる改善効果が明確に現れるステージでの正常及び脂肪肝炎モデルマウスの肝臓で変動する遺伝子群及びその生理的意義を明らかにする。更に、食餌性脂肪肝炎モデルの結果と合わせて脂肪肝炎のステージ特異的遺伝子群、及びβ-クリプトキサンチンの抑制効果に関わる遺伝子群を明らかにする。
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カテゴリ |
加工
機能性食品
未利用資源
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