課題名 |
次世代キウイフルーツ栽培を担う高機能性台木及び高度利用技術の開発 |
課題番号 |
2011018144 |
研究期間 |
2010-2013 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)平成22年度に挿し木繁殖したA.rufa、A.deliciosaの発根個体を供試してベントグラス種子を用いた接種源を鉢植え個体に接種し、感染程度を評価する。また、いくつかのA.rufa系統‘府中’、‘EAR-2’、‘淡路’などの抵抗性の比較を行う。さらに、A.rufaを種子親としたいくつかの交配系統(A. rufa×A. rufa、 A. rufa×A. chinensis)とA.deliciosaやA.chinensis同種間の交雑系統と抵抗性を比較する。(2)A. rufaとA. deliciosa, A. chinensis, A. argutaの自殖実生およびA. rufaとA.deliciosaの挿木苗を用いて、秋までの気温の高い時期に連続および断続湛水処理を行い、葉のクロロフィル含量(Spad値)や地上部の傷害度(クロロシスや落葉など)を経時的に調査するとともに、定期的にサンプリングして根のエチレン生成やエタノール生成、TTC還元酵素活性、組織形態および葉や茎、根のN、P、K含量を調査する。以上の結果を総合的に評価してA. rufaの相対的な耐湿性を明らかにする。(3)(1)キウイフルーツとの接ぎ木親和性におけるA. rufaの系統間差の評価については、これまでに各地より収集し保存しているA. rufaの数系統を用いて、A.chinensisおよびA. deliciosa種のキウイフルーツ品種を接ぎ木し、活着率および接ぎ木結合部位の組織学的観察を行って接ぎ木親和性を評価する。(2)A. rufaを台木として、A.chinensisおよびA. deliciosa種の穂木品種を接ぎ木した幼木の生育調査を継続し、栄養生長および生殖生長の特性を明らかにし、接ぎ木親和性を評価する。(4)A.rufa台木キウイフルーツの初期生育調査:A.rufa台木キウイフルーツ2種(A.deliciosa‘ヘイワード’、A.chinensis‘レインボーレッド’)とA.deliciosa台木キウイフルーツ2種(同上)の苗木を定植し、穂品種ごとにA.rufa台木キウイフルーツの生育特性を明らかにする。
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カテゴリ |
キウイフルーツ
機能性
栽培技術
挿し木
台木
耐湿性
接ぎ木
抵抗性
繁殖性改善
品種
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