課題名 |
極大粒・良食味の白大豆新品種の育成と普及展開による地域産業の活性化 |
課題番号 |
2011018155 |
研究期間 |
2010-2012 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)冠水抵抗性が高い「Peking」、中程度の「エンレイ」、低い「タマホマレ」を比較品種として用いて、種子含水率を6、10、15%の3段階に設定し、中山ら(2004)の手法に従って冠水ストレス処理後の出芽率を調査する。(2)平成22年度に京都府での晩播適応性が認められた北海道育成7品種と、その他の地域から収集した良食味品種を7月中旬播種で同じ条件下で栽培し分析用子実を得る。得られた子実は一般成分(タンパク質、脂質、糖など)を分析するとともに、水浸漬後の物性(破断強度、破断歪率)についても評価する。(3)京都府の標準的な普通大豆の栽培様式である条播栽培及び小課題「省力機械化体系の確立」で適応性の高いことが認められた狭畦栽培において、播種時期(6月下旬、7月上旬の2水準)、栽植密度(株間20 cm、25 cmの2水準)について検討する。(4)播種機の調整による播種量の確保、除草剤の変更(クリアターン細粒剤F)、早期播種(6月20日頃)、土壌水分目視計の使用による適正な土壌水分の管理等を徹底する。コンバイン収穫方法については、莢の成熟度(莢色)と茎葉水分の推移を経時的に測定しながらダイレクト方式とピックアップ方式の切り替え時期を判断し、汚粒の発生しない適切な時期にコンバイン収穫を行う。また、京都府与謝野町の転換畑で機械化一貫体系による不耕起挟畦密植栽培を行う。
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カテゴリ |
病害虫
機械化
機械化体系
狭畦栽培
除草剤
新品種
大豆
抵抗性
播種
品種
良食味
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