課題名 |
都市域直売切り花の需要に対応する特定日開花・常温品質保持技術の開発 |
課題番号 |
2011018159 |
研究期間 |
2010-2012 |
年度 |
2011 |
摘要 |
(1)トルコギキョウについては開花処理の効果が高かった糖の処理法を検討する。ユリについては、初年度の成果から小課題3と連携し、製剤化を図り、様々な品種において実用性を検証する。小ギクについては製剤化モデル液の実用性の検証を、他の作型・品種において引き続き進める。ナデシコについては、エチレン作用阻害剤の効果的な利用方法を検討する。バラについては、初年度において開花処理の効果が高かった糖の処理法を検討する。(2)夏季の開花促進効果が不十分であった小ギクについて、8月咲き以外の作型において温度と開花速度の関係について検討する。トルコギキョウでは、小課題1で開発される開花液を使用し、温度条件について再検証する。未着手であったナデシコとバラについては照度、日長および温度が開花速度に及ぼす影響を検証する。開花液と環境条件について一定程度の知見が得られた品目から、中課題3と連携した実証試験を行い、特定日開花調節をおこなった場合の切り花の日持ち性についても確認する。(3)小ギク開花液製剤を改良し、その作用を検証する。ユリの開花液については、糖およびジベレリンを有効成分とし、製剤化に着手する。トルコギキョウに関しては、糖の種類および濃度が決まり次第製剤化に取り掛かる。いずれも製剤サンプルが完成した時点で、産地から調達したつぼみ切り花を用いて製剤の効果を検証する。(4)開花反応の抑制効果のある物質が見つかり次第、それらを含んだ開花速度抑制剤の製剤化に取り掛かり、製剤化の見通しを立てる。
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カテゴリ |
トルコギキョウ
なでしこ
ばら
品質保持
品種
ゆり
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