突然変異育種法を利用した栽培きのこの有用形質創出とそのDNAマーカーの開発

課題名 突然変異育種法を利用した栽培きのこの有用形質創出とそのDNAマーカーの開発
課題番号 2011018228
研究期間 2011-2013
年度 2011
摘要 (1)プロトプラスト処理と紫外線照射等の手法を用いて、シイタケの変異体候補菌株を少なくとも3,000 個体分離する。分離株はコピーをとり、順次菌床栽培法により栽培し、胞子欠損、不開傘等の子実体形態変異体を選抜する。選抜変異体及びエリンギの既得変異体は安定性および遺伝性を確認した後、分離株とその情報を中課題2の(1)へ提供する。(2)紫外線照射等の手法を用いて、生存しているタモギタケ菌株を少なくとも3,000 個体分離する。分離株はコピーをとり、標準法により栽培し、胞子欠損、不開傘等の変異体を選抜する。選抜変異体及びタモギタケ、ブナシメジの既得変異体は安定性および遺伝性を確認した後、分離株とその情報を中課題2の(1)へ提供する。(3)取得変異形質の遺伝分析のために調製した連鎖解析用分離集団100株より、10株程度から構成される2-4個のバルク集団を作製する。これに対して最大で256種類の選択条件でのBSA-AFLP解析を実施し、変異形質と連鎖するDAN断片を探索する。連鎖が確定した断片について、分離集団全体を用いたAFLPマーカーに基づく連鎖解析を行い、詳細な座上位置情報を明らかにする。連鎖DNA断片の中から当該変異形質と密接な連鎖関係にあるものを選抜し、クローニングにしてその塩基配列を明らかにする。(4) 既に作成されたDNAマーカー(胞子欠損マーカー)を用いて、変異株と野生株との交雑株の単胞子分離集団から変異遺伝子を持つ菌株を選抜し、胞子欠損変異遺伝子をホモに持つ菌株を作出し、栽培品種の候補株を選抜する。
カテゴリ 育種 エリンギ しいたけ DNAマーカー 品種

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