パン加工適性を高める遺伝子を判別できるLAMPマーカーの開発と東海地域向け硬質小麦系統の開発

課題名 パン加工適性を高める遺伝子を判別できるLAMPマーカーの開発と東海地域向け硬質小麦系統の開発
課題番号 2011018470
研究期間 2010-2014
年度 2011
摘要 グルテン及びデンプン組成に関与する遺伝子のLAMPマーカーの開発では、Glu-D1d型の検出においてLAMP反応に用いるコムギDNAを反応直前に95℃で5分間熱変成後急冷して加えることで、30分までに安定して濁度が上昇し、判定精度を高めることができた。また、Wx-B1欠失型を判定できるLAMPマーカーを開発した。東海地域の硬質コムギに適したグルテン及びデンプン組成の解明では、グルテニンサブユニット遺伝子のGlu-A1、Glu-A3が欠失型でなく、Glu-B3遺伝子型がg型、h型の系統が良好であった。また、東海地域向きの高品質硬質小麦系統の開発では、農林61号に比較して出穂期は早く、成熟期及び収量性が同等で、セディメンテーション値が高い系統が得られ、品質面での向上が認められた。中でもGlu-D1d型でGlu-B3g型を持つ超強力タイプの遺伝子型を持つ系統が有望と考えられた。
カテゴリ 加工適性 硬質小麦品種 小麦

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