| 課題名 | 暖地向け良色相・高製粉性通常アミロース小麦品種の育成 |
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| 課題番号 | 2011018472 |
| 研究期間 | 2010-2014 |
| 年度 | 2011 |
| 摘要 | (1)通常アミロース小麦品種として、「西海191号」の品種登録出願を行った。「西海191号」は、出穂期で6日程度、成熟期で3日程度早生の品種で、耐倒伏性などの農業特性に優れている。品質特性は「農林61号」と比較して、製粉性・製めん適性に優れている。また、灰分含量が低く、タンパク質含量が高い傾向にあることから、特にタンパク質含量が高くなりにくい西南暖地の水田作での生産で、ランク区分を達成しやすくなると考えられる。平成23年播種から、実需での大量製粉試験に供試するために、福岡県・うきは市の一般農家圃場において試験栽培が始まっている。「西海191号」以外の通常アミロースの有望系統である「西海192号」、「西海193号」も、良好な成績をしめし、引き続き奨励品種決定調査に供試するため、関係各県に種子を配付している。(2)筑後拠点産の生産力検定試験材料をビューラー製粉した60%粉を用いて、SRCテスト、スポンジケーキ試験を行った。各Wx遺伝子型で分類すると、SRCの平均値は遺伝子型間において有意な差は認められなかった。スポンジケーキの比容積(標準比)は、Wx遺伝子型間において、有意な差が認められ、低アミロース小麦では、比容積が小さくなった。やや低アミロース小麦と通常アミロース小麦の間には、有意な差は認められず、やや低アミロースの小麦品種・系統の中にはスポンジケーキ特性を有しているものも存在していた。しかし、やや低アミロース小麦のスポンジケーキの食感は、通常アミロース小麦のものとは異なり、通常アミロース小麦品種の後継とはなりえないと考えられた。(3)「きたほなみ」を母本とした半数体倍加系統105系統および中期世代(F6)81系統を、夏季にブラベンダー製粉し、製粉性が優れた36系統を選抜した。平成22年度、中期世代からブラベンダー製粉により選抜した22系統を、生産力検定予備試験に供試し農業特性などで7系統に選抜した。 |
| カテゴリ | 小麦 水田 播種 品種 ラベンダー |