| 課題名 | 野生植物の種子貯蔵タンパク質遺伝子を利用した新規小麦育種素材の開発 |
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| 課題番号 | 2011018490 |
| 研究期間 | 2010-2014 |
| 年度 | 2011 |
| 摘要 | (1)1E染色体の長腕(1EL)に由来するHMW-GSをもつ実用系統を開発するため、平成22年度に、小麦・Th. elongatum染色体間ロバートソン型転座により生じた1EL染色体をもつ系統に実用品種の農林61号を1回戻し交配した分離集団36個体を得た。これらの完熟種子の胚乳側1/2から種子貯蔵タンパク質を抽出し、SDS-PAGEで分離した。その結果、Th. elongatumに由来するHMW-GSを保有していたのは15個体であった。さらに、その8個体について、胚側1/2を播種し、根端の体細胞染色体をGISH法で観察した。その結果、8個体全てが、1ELを含む染色体を1本保有していた。1EL染色体に由来するHMW-GSをもつ系統について、農林61号による2回目の戻し交配を行った。(2)戻し交配の反復親に供する新たな実用品種として次年度に備えるため、ミナミノカオリと中国160号を播種した。(3)1E染色体を識別できるDNAマーカーを開発するため、1E染色体に座乗する小麦EST由来SSRマーカー(Mullan et al. 2005)3個、大麦1H染色体に座乗するESTマーカー(Sato et al. 2009)80個、 1E染色体に座乗するLeymus属EST由来SSRマーカー(Wang et al. 2010)20個について、大麦品種Betzes、Th. elongatum 、CS、農林61号、CS+1E1EのゲノムDNAを鋳型としたPCRを行った。増幅産物をアガロースゲルとPAGEで電気泳動し分離した。その結果、1E染色体を識別できたDNAマーカーは、小麦由来が2個、大麦由来が6個、Leymus属由来が4個であった。さらに、1E染色体を識別できたDNAマーカーについて、1EL染色体を持つ系統のゲノムDNAを用い、各DNAマーカーの座乗腕を調べた。その結果、1EL染色体に座乗するのは、小麦由来が2個、大麦由来が2個、Leymus属由来が1個であった。 |
| カテゴリ | 育種 小麦 DNAマーカー 播種 品種 |