課題名 |
関東における地下水位制御システムによる水稲・麦・大豆2年4作省力高生産体系の確立と実証 |
課題番号 |
2011018520 |
研究期間 |
2010-2014 |
年度 |
2011 |
摘要 |
温暖地東部を対象に、高生産と土地利用率向上を目指して水稲-小麦-大豆-大麦の2年4作輪作体系を構築することを目的として、地下水位制御システム(地下水位制御システム)による地下灌漑を大豆の不耕起狭畦密植栽培に適用した結果、青立ち個体が少ない傾向にあり、慣行の耕起広条間栽培に比べて2倍の収量が得られた。地下水位制御で栽培した大豆は白絹病の発生量が少なかった。茎疫病は地下水位制御の有無に係わらず、不耕起播種で発生量が多かった。小麦の出穂期から成熟期までの登熟期間において降雨頻度が高い条件では、地下水位制御の有無による収量差はなかった。大麦収穫と水稲直播の作業競合を回避するために、大麦立毛条間に水稲を乾田直播する間作播種を行ったが、播種作業の踏圧により大麦が損傷を受け、間作しない場合に比べて収量が19%減収し、水稲は乾田期間の長期化により、収量が標準期播種に比べて30%減収した。麦収穫後の水稲晩植栽培では、新品種[ほしじるし」で高い収量が得られた。
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カテゴリ |
大麦
乾田直播
小麦
新品種
水稲
大豆
播種
輪作体系
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