加工適性の優れたもち米品種開発の選抜強化

課題名 加工適性の優れたもち米品種開発の選抜強化
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部上川農業試験場
研究分担 水稲G
研究期間 完H19~23
年度 2011
摘要 目的:北海道もち米の安定供給、需要拡大を目的とし、加工適性、品質、耐冷性および耐病性等を兼ね備えたもち米品種の開発を促進する。
、成果:1) 高品質もち米の開発 5年間で個体選抜試験に58組合せ、141,749個体を供試した。系統選抜試験に84組合せ、3,310系統を供試した。生産力検定予備試験に5年間で64組合せ264系統を供試した。期間中に餅硬化性の高い系統として「上育糯464号」を新配付し、平成24年度は奨励品種決定本試験2年目に供試予定である。
、特性は以下のとおりである。早生、良質、高餅硬化性の糯系統。対照品種は「しろくまもち」。収量性は「しろくまもち」にやや優る。耐冷性は「極強」、いもち病抵抗性は葉いもち・穂いもちともに「中」。割籾は「しろくまもち」よりやや多く、玄米品質は「しろくまもち」並、食味はおこわ、つき餅ともに「しろくまもち」並。餅の硬化性は「しろくまもち」よりやや高い。
、2)育成系統の加工適性検定 系統選抜試験・生産力検定予備試験供試材料を5年間でそれぞれ437系統、156系統について餅硬化性測定を含む加工適性の評価を行った。
、もち生地硬化性の物性測定値と水分含有率には強い相関があることが明らかになった。このことから検定試料毎(品種毎)に水分変動に対する硬化性測定値の補正係数を得ることで、測定値のバラツキが縮小され、より適切な品種間差の評価が可能となった。もち生地の「白さ」については、従来カラーアナライザー(コニカミノルタCM-3500d)を用いて検定を行ってきたが、白度計(kett c-300)を用いた白度の値と、カラーアナライザーL*値には密接な関係が認められた。このことから、育種検定において、カラーアナライザーを利用できない場合でも、白度計を用いることにより従来とほぼ同様の評価が可能と考えられる。
、
カテゴリ 育種 いもち病 加工適性 カラー 需要拡大 抵抗性 品種 品種開発 良食味

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