寒冷地湛水土壌中における有機質肥料の肥効パターンの解明

課題名 寒冷地湛水土壌中における有機質肥料の肥効パターンの解明
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部上川農業試験場
研究分担 生産環境グループ
研究期間 完H22~23
年度 2011
摘要 目的 寒冷地水田における各種有機質肥料の窒素無機化特性を明らかにし、気象条件に適した有機質肥料の選択指標の資とする。
、方法 a.培養試験による各種有機質肥料の窒素無機化特性の検討。b.屋外ポット試験による各種有機質肥料の窒素無機化と水稲窒素吸収量の検討。
、結果 a.各種有機質肥料をC/N比のクラスター分析により3区分(低:平均4.1、中:平均6.1、高:平均11.5)に分類した。区分「低」と「中」の湛水培養における窒素無機化量は30℃と20℃ともに同様に推移し、区分「高」より高かった。C/N比10以下の有機質肥料原料は従来の無機化速度区分「大」に相当すると判断した。
、b.圃場枠試験において、用水掛け流し処理によって低温区の平均地温は2010年では17.8℃、2011年では16.5℃と、通常区より各々3.0、1.9℃低かった。
、c.有機入り化成Dと発酵鶏ふんの6月中旬土壌中無機態窒素量は、大豆油粕と同等であった。低温区では肥料による無機態窒素量の差は認められなかった。幼穂形成期茎数は有機質肥料間で差はみられなかった。発酵鶏ふんの粗玄米収量は大豆油粕より低い事例があり、成熟期窒素吸収量も低い傾向であった。有機質肥料による施肥窒素利用率の差は認められなかった。しかし、発酵鶏ふんの施肥窒素利用率は2カ年とも最も低かった。
、d.発酵鶏ふんの無機態窒素は施肥直後で最も高く、低温においても同様であった。
カテゴリ 土づくり 肥料 水田 水稲 施肥 大豆 鶏

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