緑化木苗木の安定生産のための施肥管理法の確立

課題名 緑化木苗木の安定生産のための施肥管理法の確立
研究機関名 公益財団法人東京都農林水産振興財団東京都農林総合研究センター
研究分担 農林総合研究センター
生産環境科
研究期間 完H21~23
年度 2011
摘要  「緑の東京10年プロジェクト」政策の柱【緑の100万本倍増計画】を受けて「東京の緑」地産地消プロジェクト推進の中で東京都産植木の苗木生産事業が進められている。生産苗木には施肥管理が問題と思われる生育不良の苗木も多く、苗木生産の安定供給に大きな問題が起きている。そこで、生産現場における苗木安定生産のために施肥管理法を各樹種の肥料吸収特性から構築する。
、 試験計画は,3本の柱で構成した。(1)「委託苗木栽培管理の手引き」施肥管理マニュアルの樹種別の窒素施用管理の検証,(2)樹種別の施用窒素利用率の測定,(3)野菜畑の転用による委託苗木生産を想定した土壌pHと黄化症状との関係および改善策の検証。委託苗木のうち生産の多いツツジ類2種と針葉樹1種を対象樹種とした。
、 3樹種ドウダンツツジ属ドウダンツツジ,ツツジ属「オオムラサキツツジ」およびレイランドヒノキ属「ゴールドライダー」について,「委託苗木栽培管理の手引き」施肥管理マニュアルの窒素施用管理の検証を行った。その結果,管理マニュアルの窒素施肥管理は上記3樹種の樹高および葉張りの出荷規格目安を満たすことが明らかになった。それらの施用窒素利用率は,ドウダンツツジ28%,「オオムラサキツツジ」38%,「ゴールドライダー」48%であった。また,「オオムラツツジ」の窒素2倍量および4倍量施肥では利用率は減少傾向にあった。「ゴールドライダー」の窒素2倍量施肥では,利用率は著しく低下し,樹種による窒素反応の違いが明らかになった。また,ドウダンツツジおよび「ゴールライダー」の1年目の生長は遅く,2年目以降急激の起こる。一方,「オオムラサキツツジ」は1年目から緩やかに生長することも明らかになった。
、 土壌pH6後半から7を超える場合には,微量元素欠乏が起こり黄化症状が発生した。また,酸性資材ピートモスの施用による黄化症状の回避は認められなかった。
、 以上のことから,上記3樹種については,施肥管理マニュアルに従い施肥管理を行えば出荷規格を満たした苗木が育成でき,施肥管理マニュアルの妥当性が改めて明らかになった。また,野菜畑を委託苗木生産に転用する場合の土壌管理として,ツツジ類の委託生産では土壌pH調査は徹底する必要があり,硫黄華によるpH矯正が不可欠である。
カテゴリ 肥料 黄化症状 栽培技術 出荷調整 施肥 苗木生産

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